蓮如上人の祖先である”親鸞聖人”が鎌倉時代に浄土真宗を開いて、およそ250年後の室町時代に浄土真宗の本願寺第8世法主となった人物。
蓮如上人は長年続く大飢饉の中、応仁の乱(1467)により日本各地に争いが起こり飢餓と戦乱で荒廃した時代に各地を巡り、宗祖”親鸞聖人”の悟った教えをより易しく説くことに努めました。またそういった教えを今で言うところの”通信教育”のような、「文(ふみ)」の形で各地に送るという手法を取りことにより門徒を増やし、衰退の極みにあった浄土真宗本願寺を再興。
現在の本願寺教団の基盤を築き、日本の代表的な宗派へとしたことから”浄土真宗中興の祖”と尊称されます。
制作年:2007年
サイズ:50×71cm
<基底材>
絹本
<彩色画材>
孔雀石、辰砂などの鉱石を砕いた顔料、胡粉、墨など。
江戸時代に描かれた蓮如上人御影の模写で、同じサイズ・色合いで描かれた”親鸞聖人像”と一対になる作品です。