主尊・金剛瑜伽女のオレンジ色の逆巻く髪の中に描かれた黒い猪。
右手で金剛杵の柄の部分を握り振りかざすのは、独特の曲線的な刃で描かれる肉切り包丁”ティグ”。
グル・デワ・チェンポの揃えた両手の上の甘露で満たされたカパラ(骸骨杯)とレンツァ文字による種字。
頭蓋骨の杯に満たされた牡牛、犬、象、馬、人の五種類の肉の供物。
ヴァジュラ・ヨギニに賛嘆の鳴き声を上げる牡鹿と横で佇む雌鹿、洞窟で瞑想修行をする行者。
背景のいたるところに描かれる無数の極小さい草花も多くのバリエーションで描かれています。